2026.09.10

エコスタイルクラブの清掃活動|社外の皆さまとご一緒した5つの取り組み事例

エコスタイルクラブの清掃活動|社外の皆さまとご一緒した5つの取り組み事例

わたしたちエコスタイルクラブは、ナガイホールディングス株式会社が運営する環境活動の取り組みです。そのなかでも継続して行っているのが、地域の清掃活動です。

2026年度は、社外の皆さまとご一緒する形で清掃活動を進めています。自社だけで完結させるのではなく、お取引先や地域の団体、行政、スポーツクラブと一緒にまちに出る。

この形をとることで、活動の範囲も、そこから見えてくるものも変わってきました。


このコラムでは、実際に行った清掃活動の事例を1件ずつご紹介するとともに、社外の皆さまとご一緒して取り組むことにどんな意義があるのかをお伝えします。

エコスタイルクラブの清掃活動について

活動の位置づけ

ナガイホールディングスは、廃棄物処理・資源リサイクル・古紙リサイクルなどの環境サービスを事業としています。ごみを「処理する側」として日々現場に立っているからこそ、まちに落ちているごみにも自然と目が向きます。

清掃活動は、事業と地続きにある取り組みという位置づけです。

活動には社員だけでなく、社員のご家族やお取引先の方にもご参加いただいています。年齢や経験を問わず取り組める活動なので、お子さんと一緒に参加される方も少なくありません。

手ぶらで参加できる状態にしておく

 

清掃活動が続かない理由の多くは、意識の問題ではなく準備の手間にあります。エコスタイルクラブでは、ごみ袋・軍手・ごみ拾い用トングに加えて、水分補給用のドリンクも基本的に会社側で用意しています。

参加者にお願いしているのは、動きやすい服装とタオルだけです。

活動時間も1時間程度に設定し、無理なく続けられる範囲で組み立てています。参加のハードルを下げておくことは、社外の方にお声がけする際にも効いてきます。

ごみ拾いを続けることで得られる効果については、ごみ拾い活動の様々なメリットとは?でも詳しく解説しています。

 

清掃活動の取り組み事例

事例1:株式会社シンテックホズミ様との合同清掃活動(2026年5月10日)

  • 実施日:2026年5月10日(日)8:00〜9:30
  • 場所:愛知県みよし市(株式会社シンテックホズミ様 本社周辺)
  • ご一緒した皆さま:株式会社シンテックホズミ様

2026年度の社外清掃活動、その第1回目となったのがこの活動です。当社が廃棄物を回収させていただいているお取引先、株式会社シンテックホズミ様とのコラボレーションで実現し、総勢62名にご参加いただきました。

企業同士で行う合同清掃には、単独開催にはない広がりがあります。60名規模になると、片側の歩道だけでなく反対車線側や脇道まで手が回り、普段は見落とされがちな場所まできれいにできます。

社員同士の接点が生まれることも効果のひとつです。普段は商談や現場でのやり取りが中心の関係ですが、同じ作業を並んで行うと自然と会話が生まれ、取引の場とは違う形でお互いを知る機会になりました。

会場となったみよし市は、もともときれいに整備されたまちです。それでも始まってみると、ごみ袋の追加を求める声が次々に上がり、計量と分別の作業が追いつかないほどでした。

 



整備されたまちであっても、目線を落として歩けばごみは見つかります。ご一緒した皆さまからは「この通り沿いの会社をすべて巻き込んで清掃活動ができたらいい」というお話もいただきました。

事例2:瑞穂公園周辺での合同清掃活動(2026年5月30日)

  • 実施日:2026年5月30日(土)17:30〜18:30
  • 場所:瑞穂公園周辺(名古屋市瑞穂区)
  • ご一緒した皆さま:瑞穂LOOP様、グランパスボランティア様

 

グランパス清掃活動写真

瑞穂LOOP様およびグランパスボランティア様からお声がけをいただき、瑞穂公園周辺での清掃活動に参加しました。ナガイホールディングスは名古屋グランパスを応援しており、スポーツを通じた地域の輪のなかでご一緒できた活動です。

この日は夕方の開催でした。公園内で遊ぶ方や通行人、車の往来が多い時間帯での活動となり、早朝開催とは条件がまったく異なります。

人目が多いことは、活動としてはむしろ利点になります。清掃している姿を見ていただくことで、地域の美化活動に関心を持つきっかけになったり、ポイ捨て防止への意識につながったりすることが期待できるためです。

 



瑞穂公園は管理が行き届いているため、普段はごみが多い場所ではありません。ただこの日は試合後だったこともあり、飲食物の容器やペットボトルを中心にまとまった量を回収しました。

活動終了後には、当社が運営するリサイクルステーション「エコスタイル」もご紹介しています。すでにご存じの方がいらっしゃり、これまでの活動が少しずつ地域に浸透していることを実感する場面がありました。

事例3:尾張西枇杷島まつり花火大会後の清掃活動(2026年6月6日)

  • 実施日:2026年6月6日(土)7:30〜8:30
  • 場所:みずとぴぁ庄内前 河川敷(愛知県清須市西枇杷島町)

「尾張西枇杷島まつり」花火大会終了後の清掃活動に参加しました。当社の清須リサイクルセンターがある清須市での活動です。

花火大会は多くの来場者でにぎわう地域の一大行事です。その分、翌朝の会場周辺には、飲食の容器やレジャーシートの切れ端など、さまざまなごみが残されます。

河川敷に落ちたごみは、雨や風によって川に流れ込み、最終的に海に流れ出ることもあります。海洋プラスチックごみの多くが、もともとは陸で発生したものだとされているのはこのためです。

河川敷の清掃は、海の環境を守る手前の一手でもあります。

地域行事にあわせた清掃は、行事を主催・支援する側との連携があってはじめて成り立ちます。会場の使用状況や来場者の動線を把握している方々と組むことで、どこを重点的に回るべきかが明確になります。

単独で「翌朝に河川敷を清掃する」と決めても、同じ精度にはなりません。

事例4:福春学区での清掃活動(2026年6月7日)

  • 実施日:2026年6月7日(日)
  • 場所:戸田川緑地周辺・福春学区(名古屋市中川区)
  • ご一緒した皆さま:福春学区の子ども会をはじめとする地域の皆さま
  • 位置づけ:「全市一斉クリーンキャンペーン・なごや2026」の一環

 

清掃活動写真

当社の中川事業所がある福春学区で、「全市一斉クリーンキャンペーン・なごや2026」の一環として、戸田川緑地周辺の清掃を行いました。市全体の取り組みに合わせて実施すると、同じ日に市内各所で清掃が行われているため、参加する側にとっても地域全体で取り組んでいることが実感しやすくなります。

子どもたちと一緒に行う清掃活動は、進め方が変わります。安全面への配慮が最優先になるため、活動範囲を歩道内に限定し、割れ物や危険物は大人が対応するといった役割分担が必要です。

一方で、目線が低い分、植え込みの根元や側溝のふち、ベンチの下といった場所に落ちているごみをよく見つけてくれます。

環境について学ぶ機会としても、清掃活動はわかりやすい入り口になります。拾ったごみを分別しながら「これは何ごみか」を一緒に考える時間は、そのまま資源循環の話につながります。

この考え方については、小学生・中学生でもわかる!サーキュラーエコノミーとは?でも紹介しています。

 

事例5:邦和みなとスケートリンク周辺・港区役所周辺での合同清掃活動(2026年8月30日)

  • 実施日:2026年8月30日(日)8:00〜9:00
  • 場所:邦和みなとスケートリンク周辺、港区役所周辺、港北公園内外(名古屋市港区)
  • ご一緒した皆さま:名古屋オルクス様、港区役所地域力推進課様、港楽学区各種団体連絡協議会様

 

名古屋オルクス様、港区役所地域力推進課様とのコラボレーションで実施しました。会場となったのは、名古屋オルクスのホームリンクである邦和みなとスケートリンクの周辺です。

集合場所の港北公園内外から港区役所周辺まで、飛び入りでご参加いただいた方も含め、70名で広い範囲を分担して清掃しました。

学区の団体、プロスポーツチーム、行政、そして企業が同じ場に集まった活動でした。それぞれが地域と関わる理由も方法も違いますが、まちをきれいにするという一点では共通しています。

行政や学区の団体とご一緒すると、地域の事情がよく見えてきます。どこにごみが溜まりやすいか、どの時間帯に人が多いかといった情報は、日常的にそのまちで暮らし、活動している方々が最もよく知っています。

清掃ルートの組み立てにも、そうした知見が反映されていました。

 

社外の皆さまとご一緒することの意義

活動が「社内の取り組み」で終わらない

自社の敷地周辺だけで清掃を行っている場合、その活動を知っているのは社員だけです。地域の公共空間に複数の団体が並んで活動すると、通りがかる方の目に触れ、地域の取り組みとして認識されます。

清掃活動そのものが持つ環境負荷の削減効果は大きなものではありません。それでも意味があるのは、地域とのつながりをつくる具体的な接点になるからです。

企業を知っていただく機会になる

清掃活動の場では、参加された方々と自然に会話が生まれます。名刺交換や会社説明の場ではない分、どんな会社でどんな仕事をしているのかが、かえって率直に伝わります。

とくに廃棄物処理や資源リサイクル・建物管理の仕事は、日常的に目にする機会の少ない事業です。同じ場で手を動かしながら話すことで、事業の中身や、環境に対してどういう姿勢で取り組んでいるのかを知っていただけます。

企業の姿勢は、言葉で説明するより、活動の場に足を運んでいる事実のほうが伝わります。

一社では届かない範囲に手が届く

60名、70名という規模は、自社の社員だけで集めようとすると簡単なことではありません。複数の企業・団体が集まることで、一度にカバーできる範囲が広がり、普段は手が回らない場所まで清掃できます。

活動の成果が目に見える形で残ることは、参加者にとっての手応えにも直結します。

 

地域の知見が活動の精度を上げる

どこにごみが溜まりやすいか、どの時間帯に人通りが多いか。こうした情報は、そのまちで日常的に活動されている方々が最もよく知っています。

学区の団体や行政とご一緒することで、清掃ルートや時間設定に地域の知見が反映されます。自社だけで計画を立てていたら、同じ精度にはなりませんでした。

関係が広がり、次の話につながる

今回ご紹介した5件のうち、多くがお取引先や地域団体、行政からのお声がけによって実現したものです。


外に出て続けていること自体が、次の機会を呼び込む条件になっています。

ご一緒した企業様とは、清掃活動をきっかけに接点も増えます。普段は担当者同士のやり取りに限られていた関係が、経営層や別部署の方まで含めた顔の見える関係になることも少なくありません。

営業活動として行っているものではありませんが、地域や取引先との関係が深まれば、事業面での相談につながる機会も自然と生まれます。

 

清掃活動を「見える化」する取り組み

ピリカ 企業・団体版 見える化ページを導入

清掃活動は、その場で完結してしまうと記録が残りません。何回やったのか、どれだけ集まったのか、どこで活動したのか。

積み重ねが見えないままだと、次の判断材料になりにくいという課題があります。

そこでナガイホールディングスでは、株式会社ピリカが提供する企業・団体版「見える化ページ」を導入しました。グループ企業の清掃活動・ごみ拾い活動を、ウェブ上で可視化する仕組みです。

▼ ナガイホールディングス 見える化ページ
https://nagaiholdings.pages.pirika.org/

記録が一箇所に蓄積されることで、ご一緒した皆さまや地域の方々にも取り組みの状況をご覧いただけるようになりました。社外の皆さまと行う活動だからこそ、記録を外から見える形にしておく意味があります。

調査データを次の活動につなげる

あわせて活用しているのが、ピリカのごみ分布調査サービス「タカノメ」です。タカノメ自動車版は、車両に搭載したスマートフォンで走行しながら路上のごみを調査し、AIによって分布状況をヒートマップ化するサービスです。

ごみ収集車として日々まちを走る当社の車両は、この調査と相性がよいものです。タカノメ自動車版で見えてきた課題や仮説を、見える化ページでの発信につなげていく。

感覚ではなくデータをもとに活動場所や頻度を検討することで、より課題解決に近づく清掃活動を目指しています。

清掃活動と環境課題のつながり

 

SDGsとの関係

地域の清掃活動は、SDGsの複数の目標と結びついています。

  • 目標11「住み続けられるまちづくりを」:公共空間を清潔で安全な状態に保つ取り組みそのものにあたります
  • 目標14「海の豊かさを守ろう」:陸上のごみが河川を経て海に流出するのを、手前の段階で防ぎます
  • 目標15「陸の豊かさも守ろう」:土壌や生態系への影響を減らします
  • 目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」:企業・団体・行政・地域住民が連携して取り組む形が、この目標の考え方と重なります

社外の皆さまとご一緒する形は、とりわけ目標17と重なります。ひとつの組織では解決できない課題に、立場の異なる主体が協力して取り組む。

清掃活動は、その最も身近な実践のひとつです。

企業にとっての位置づけ

近年は、脱炭素や資源循環といったテーマで企業の姿勢が問われる場面が増えています。制度対応や設備投資といった大きな取り組みと並行して、地域に根ざした活動を積み重ねることにも意味があります。

企業の環境対応の全体像については、ミラノ五輪に学ぶ環境対策|企業が脱炭素経営を成功させる入門ガイドで解説しています。

清掃活動には、参加者自身への効果もあります。体を動かすことによるリフレッシュ効果や、成果が目に見えることによる達成感については、心と体をリフレッシュ!ゴミ拾いがもたらすメリットとSDGsへの貢献で詳しく取り上げています。

なお、名古屋市では事業者向けに「認定エコ事業所」や「なごやSDGsグリーンパートナーズ」といった制度が設けられており、地域の環境活動に取り組む企業を後押しする仕組みが整っています。国の施策については、環境省のウェブサイトでも情報が公開されています。

まとめ

2026年度のエコスタイルクラブの清掃活動は、企業様、地域団体、スポーツクラブ、行政と、そのつど異なる方々とご一緒しながら進めてきました。それぞれの活動に、その場所ならではの事情と、ご一緒した方々ならではの視点があります。

これからも地域の皆さまと連携しながら、活動を重ねていきます。最新の実施状況は、ナガイホールディングス公式x公式Instagramナガイホールディングスのニュースリリースでも随時お知らせしています。

合同での清掃活動や、地域の美化活動へのご相談については、お電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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