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  • 解体
2024.09.26

はつり工事とはどんな工事?


解体工事の際、一度は耳にしたことがある「はつり工事」。どのような工事のことなのでしょうか。

「斫り」と書いて「はつり」と読みます。今回ははつり工事について詳しく解説していきます。


はつり工事とは

はつり工事とは、コンクリートやアスファルトに対する工事のことを指します。破壊だけでなく、整えたり、仕上げたりすることも含まれます。

手作業で行うことが多いですが、重機を使用する場合もあります。戸建て、マンション、道路などあらゆる工事で行われます。

 

はつり工事の種類

大きくわけて以下の3つがあります。

【はつりこわし工事】

削岩機やクラッシャーなど用いてコンクリートを壊す作業です。解体作業の中、行われることが多いです。

【コンクリートはつり工事】

窓ガラスの枠やドアをはめる際など、細かい精度を求められる際に行われます。

【はつり仕上げ工事】

コンクリートを仕上げる作業のことを指します。工具を駆使し、叩いたり削ったりすることで様々な模様を描きます。マンションやビルの壁面に模様がある建物はこの技法が用いられております。壊すのではなく作る作業になります。

 

はつりが必要になるケース

1.建物の解体

解体におけるはつり工事では工具を用いた手作業で行われるのが主流です。とくに重機の入れない狭い場所での作業となると、はつり工事が必要とされる場面になります。

2.騒音への配慮が必要な現場

大型重機を使用すると進行が速いですが、その分騒音も発生します。もちろん手作業であっても騒音は発生しますが、大型重機を使うよりは抑えることができます。住宅密集地や医療施設が近くにあるときなど、より一層の配慮が必要とされる現場では広く用いられる作業です。

3.配線を設置する

すでにある建物の配線を通す際にも行われます。建物をゼロから建てる際は事前に穴をあけておくことができますが、現存する建物に配線を通そうとなると、覆っているコンクリートをはがし、穴をあけなければなりません。駐車場に後から屋根を設置する時も、コンクリートに穴をあけ、屋根を設置していきます。

4.建物をリノベーションする

店舗や事務所など、間取りを変えたり、新たな設備を導入する際にもはつりが必要になります。重機が入れない現場も多いため、手作業でのはつり作業が広く用いられます。

 

はつりで使用される道具

はつり工事でよく用いられる工具も紹介します。

【電動ハンマー】 コンクリートを叩き、壊すときに使います

【タネガ】 薄い鉄板の切断やコンクリートをはつる際に使います

【チゼル】 錆びたボルトや溶接部分を溶かす、道路のラインを剥がす際に使います

他にも工事内容によりさまざまな工具を用いて行います。

 

注意点

【騒音】

コンクリートを破壊したり加工したりする作業のため、重機ほどではありませんが騒音は発生します。そのため工事時間や養生などで抑える工夫が必要となります。マンションのなかでの作業となると隣だけでなく上下階への配慮も必要になります。

【費用】

手作業が多いということはそれだけの人手と時間がかかります。また繊細な工事も多いため予期せぬトラブルで工期が伸びる可能性もあります。追加工事が必要となると費用もかさむため、余裕を持った予算組みをしておくとよいでしょう。

 

 


まとめ

はつり工事は解体だけではなく、仕上げの際などあらゆる場面で行われます。手作業で行われることが多く、緻密で高度な技術が必要となります。

高い技術力と多くの人手が必要となるため、費用は高くなりがちです。依頼される際は金額だけでなく、実績や技術面も考慮したうえで、適切な業者にお願いするのがよいでしょう。

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