

愛知県名古屋市および近郊にお住まいの皆様、そして市内で事業を営まれている事業者の皆様は、2026年(令和8年)10月1日から、名古屋市のごみ処理制度が大きく変わることをご存じでしょうか。
今回の改定では、一般家庭から排出される「粗大ごみ」の対象基準が、これまでの「30センチメートル角を超えるもの」から「容量45リットルの指定袋に入らないもの」へ変更されます。
さらに、粗大ごみの処理手数料についても、品目や大きさに応じて改定されます。自転車やスプリング入りマットレス、マッサージチェアなど、現在より負担が大きくなる品目がある一方で、ベッドフレームや2人用ソファーなど、一部では料金が下がる品目もあります。
そのため、今回の変更は単純な「一律値上げ」ではなく、粗大ごみの対象基準と品目別料金を同時に見直す、大きな制度改定として捉える必要があります。(参考:名古屋市「令和8年10月から、粗大ごみの対象が変わります」)(参考:名古屋市「粗大ごみ処理手数料の例」 )
「まだ時間があるから、そのうち片付ければいい」と考えていると、実際に捨てようとした時には、これまで普通ごみとして判断していた品物の扱いが変わっていたり、想定より高い処理手数料が必要になったりする可能性があります。
特に、引っ越しや実家の片付け、遺品整理、オフィスの大掃除などで大量の不用品が出ることが見込まれる場合は、改定内容を確認したうえで、余裕を持って計画することが大切です。
本コラムでは、名古屋市が令和8年10月に実施する「粗大ごみの対象基準変更」と「処理手数料改定」の内容を分かりやすく解説します。さらに、同時に改定される事業系一般廃棄物の処理手数料についてもご紹介します。
【名古屋市の粗大ごみ・不用品処分はエコスタイルへ】
大型家具の処分から一軒家丸ごとの片付けまで、愛知県下15市町村の一般廃棄物収集運搬業許可を持つ正規業者が対応します。
一般家庭から出る不用品を処分する際、最初に確認しなければならないのが、その品物が粗大ごみに該当するのかという点です。
今回の制度改定における大きな変更点が、この「粗大ごみの対象基準」です。
2026年9月までの名古屋市では、原則として「30センチメートル角を超えるもの」が粗大ごみの対象です。
2026年10月1日からは、「容量45リットルの市指定袋に入らないもの」が粗大ごみの対象になります。
つまり、一辺が30センチメートルを超えている品物でも、45リットルの指定袋に完全に収まり、袋の口をしっかり結ぶことができれば、素材に応じて可燃ごみ、不燃ごみ、プラスチック資源として出せる場合があります。
これまでのように品物の長さを測るのではなく、指定袋に収まるかどうかで判断できるため、市民にとって比較的分かりやすい基準になると考えられます。
ただし、指定袋に入ればどの品物でも通常収集に出せるわけではありません。
小型家電や工場での処理が難しい物など、別の回収方法が指定されている品目もあるため、名古屋市の分別ルールを確認する必要があります。(参考:名古屋市「令和8年10月から、粗大ごみの対象が変わります」)
新基準では、品物が45リットル指定袋の中におおむね入っているだけでは不十分です。
例えば、次のような出し方は認められません。
長さがあるため指定袋に入らなくても、例外として粗大ごみにならない品目があります。
名古屋市が公表している代表例は、次のとおりです。
| 品目 | 分別区分 |
| 傘 | 不燃ごみ |
| 金属製じょうろ | 不燃ごみ |
| プラスチック製じょうろ | プラスチック資源 |
| 木製ちりとり | 可燃ごみ |
| 金属製ちりとり | 不燃ごみ |
| 掃除用ほうき | 可燃ごみ |
| フライパン | 不燃ごみ |
| 木製まな板 | 可燃ごみ |
【分別や搬出の手間を減らしたい方へ】
「新基準では何ごみになるのか分からない」「大量の家具や日用品を一つずつ分別するのが難しい」という場合は、エコスタイルへご相談ください。分別から搬出、回収までまとめて対応します。
今回の改定では、手数料が一律に引き上げられるわけではありません。大型家具や重量物を中心に値上げされる一方、シングルベッドや単機能電子レンジなど一部の品目は値下げとなります。
また、従来よりもサイズや構造に応じて細かく料金区分が設定されるようになります。
| 品目 | 9月まで | 10月から | 備考 |
| 物置(解体済) | 1,000円 | 2,500円 | 大幅値上げ |
| 仏壇 | 1,000円 | 2,000円 | 値上げ |
| 電子オルガン | 1,500円 | 2,500円 | 値上げ |
| オルガン | 1,000円 | 1,500円 | 値上げ |
| 自転車 | 500円 | 1,000円 | 値上げ |
| 食器洗い乾燥機 | 500円 | 1,000円 | 値上げ |
| 湯沸器 | 500円 | 1,000円 | 値上げ |
| 流し台 | 500円 | 1,000円 | 値上げ |
| 物干し台 | 500円 | 1,000円 | 値上げ |
| 洗面化粧台 | 1,000円 | 1,500円 | 値上げ |
| 三輪車 | 250円 | 500円 | 幼児用 |
新製品やアウトドア・フィットネス用品などの普及に合わせて追加されました。
正確な料金は品目や大きさによって異なるため、申し込み時に必ず確認しましょう。(参考:名古屋市「粗大ごみ処理手数料の例」 )
名古屋市では、物価や賃金の上昇により、ごみの収集や施設整備などに必要な経費が増加していることを踏まえ、受益者によるコスト負担を適正化するため、手数料の改定を行います。
粗大ごみの収集には、受付、車両、人員、運搬、破砕、選別、処分など、さまざまな費用が必要です。今後も持続可能な収集・処理体制を維持するため、実際の処理コストを踏まえた料金へ見直されます。
家庭から出たごみを市の処理施設へ直接持ち込む「自己搬入」についても、2026年10月1日から手数料が変更されます。
大量のごみを自己搬入する場合は、重量に応じて負担額が増えるため、事前に処分量と料金を確認しておきましょう。
今回の改定は、家庭ごみだけでなく、名古屋市内の飲食店、オフィス、商店などから排出される事業系一般廃棄物の処理料金にも影響します。
名古屋市の許可業者へ事業系一般廃棄物の収集・運搬・処分を委託している場合、料金の上限が次のように改定されます。
また、許可業者が名古屋市へ支払う処分手数料も、
へ引き上げられます。
実際の契約料金は排出量や収集頻度、収集条件などによって異なりますが、2026年10月以降は契約内容の見直しが行われるケースも考えられます。気になる場合は、現在契約している許可業者へ確認しておくと安心です。
事業者が自社の車両を使って、市の処理施設へ事業系一般廃棄物を直接持ち込む場合も、処分手数料が変わります。
(参考:名古屋市「令和8年10月1日から事業系ごみ処理手数料を改定します」 )
今回の料金改定により、オフィスや店舗では「できるだけ可燃ごみを減らすこと」が、これまで以上にコスト削減につながります。特に古紙は「ごみ」ではなく「資源」です。
古紙を一般廃棄物として処分するのではなく、古紙回収サービスを利用することで、ごみの排出量そのものを減らし、処理コストの削減にもつながります。
ナガイホールディングスでは、名古屋市のごみ処理手数料改定後も、古紙回収料金は据え置きを継続予定です。
また、名古屋市西区・北区・中村区・中区を中心に、オフィスや店舗、学校など幅広い事業者様の古紙回収に対応しています。
さらに、古紙以外の事業系一般廃棄物についても、ナガイグループが連携して回収・処理のご相談を承っています。
古紙回収と合わせて事業系ごみの見直しをご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
名古屋市の粗大ごみ戸別収集は、インターネットまたは電話で申し込めます。
インターネット受付は24時間365日利用可能です。新規申し込みと品目・点数の追加は、収集日の7日前までに行う必要があります。
品目・点数の減少や申し込みの取消しは、収集日の前日まで受け付けています。
インターネット受付では、クレジットカードのほか、PayPay、d払い、au PAY、ファミペイ、メルペイによるキャッシュレス決済が利用できます。従来どおり、粗大ごみ処理手数料納付券による支払いも可能です。(参考:名古屋市「粗大ごみをインターネットで申し込む場合」)
料金改定の適用基準は、申し込みを行った日ではなく、実際の収集日です。
2026年9月中に申し込んでも、収集日が10月1日以降であれば、新料金が適用されます。
改定前料金での処分を希望する場合は、地域の収集日と申込期限を早めに確認し、余裕を持って手続きを進めましょう。
ただし、収集日は地域ごとに決められているため、必ず9月中に処分できるとは限りません。駆け込み需要も予想されるため、早めの確認が大切です。
45リットル指定袋に入る大きさでも、処理施設での処理が難しい品目には特別なルールがあります。
・コンクリートブロック:1回につき2個まで
・レンガ:1回につき5個まで
・瓦:1回につき5枚まで
・コンクリート製物干し台:1回につき2個まで
これらは粗大ごみ受付センターへ事前に申し込み、受付番号を記載した用紙を貼って排出します。条件内であれば収集手数料はかかりません。
丸太についても、大きさや厚さによって可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみの扱いが異なります。(参考:名古屋市「令和8年10月から、粗大ごみの対象が変わります」)
家庭から出る不用品や粗大ごみを業者が有料で収集するには、市町村による一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。
古物商許可や産業廃棄物収集運搬業許可だけでは、家庭ごみを収集できません。
エコスタイルを運営するナガイホールディングスは、創業90年以上の歴史を持ち、名古屋市を含む愛知県下15市町村で一般廃棄物収集運搬業許可を取得しています。
名古屋市は、無料回収をうたう巡回業者やチラシ業者など、市の許可を持たない不用品回収業者を利用しないよう注意喚起しています。
無許可業者へ依頼すると、高額請求、不法投棄、不適正処理、火災などのトラブルにつながる可能性があります。
なお、「依頼者が必ず刑事罰を受ける」と一律に断定することはできません。
しかし、自分が排出した不用品が不法投棄され、調査やトラブルに巻き込まれる可能性があるため、許可の有無を確認することが重要です。(参考:名古屋市「市の許可のない回収業者には粗大ごみなどの処分を頼まないで」)
エコスタイルでは、家具の解体、仕分け、袋詰め、屋内からの搬出まで対応します。
タンス1点などの単品回収から、引っ越し時の大量不用品、遺品整理に伴う家財処分、一軒家丸ごとの片付けまで、状況に合わせた対応が可能です。
状態の良い家具や比較的新しい家電は、買取査定が可能な場合があります。
買取金額を回収費用から差し引くことで、処分費用の負担を抑えられる可能性があります。ただし、品物の状態、年式、需要によっては買取できない場合もあります。
実家じまいや空き家整理では、室内の家財を片付けた後に、建物の売却や解体を検討することがあります。
エコスタイルでは、不用品の回収から建物の解体工事まで、窓口を一本化して相談できます。
解体工事を行う際に必要となる石綿含有建材の事前調査についても、法令に沿った対応が必要です。(参考:厚生労働省「石綿総合情報ポータルサイト」)
2026年10月1日から、名古屋市の粗大ごみ対象基準は「30センチメートル角を超えるもの」から「45リットル指定袋に入らないもの」へ変更されます。
同時に、粗大ごみの品目別手数料や、家庭ごみの自己搬入手数料、事業系一般廃棄物の処理手数料も改定されます。
自転車、スプリング入りマットレス、マッサージチェアなどは現在より料金が高くなる一方、一部の家具では料金が下がる場合もあります。
処分を検討している品物がある場合は、公式の品目一覧で改定後の料金を確認しましょう。
また、新料金が適用されるかどうかは申込日ではなく収集日で判断されます。改定前の処分を希望する場合は、地域の収集日と予約状況を早めに確認することが重要です。
大型家具を屋外まで運び出せない、引っ越し期限に間に合わない、大量の不用品をまとめて片付けたいという場合は、名古屋市の許可を持つ回収業者への相談もご検討ください。
【名古屋市の不用品回収はエコスタイルへ】
分別、搬出、回収から、遺品整理に伴う家財処分、空き家の解体までまとめてご相談いただけます。